茨女表現文化賞

夏の陽に隠れてしまう君の瞳(め)よ少しでいいから私を映せ

水戸葵陵高等学校 二年　木間塚 祥子

夜がふけてロケット花火と波の音

大成女子高等学校 一年　菊池 香織

すみわたる夜空にうかぶ幾千の星が私の心をつかむ

大成女子高等学校 一年　磯崎 のぞみ

夏の跡まだ肌残る小麦色日焼けが目立つ九月の始め

長野県豊科高等学校 三年　望月 理絵

思い出を振り返っては涙して後悔だけの淡き青春

常北高等学校 三年　吉見 奈緒子

「揺れる天秤の上の幸せ」

鹿島高等学校 二年　塚本 久美子

「幸」と「不幸」を乗せた天秤は自分の現状をどのように受け止めるかによって、傾く方向が決まっていくという事を論じた作品。（四百字十枚、本文中から部分転載）